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【読書メモ】30歳から読む論語 「自分磨き」のヒントが必ず見つかる!3/4

 

コロナウイルスで自粛ムード漂っていますが

卒業式は実施できそうです。

生徒数が少ないため、感染拡大のリスクは低いですが

それでも、消毒や換気など取れる手段はすべてとって臨みます。

 

前回の続きです。

 

隣の人が人知れず流している汗と涙、苦労や努力を感じとり行動すること。これが恕である。「かわいそうだな」「えらいな」「頑張ったな」「よくやったな」と感じる。ここまでは感性だ。恕にはまだ先がある。感じたら、それに対して反応する。具体的な行動として表現する。「いても立ってもいられない」「なんとかしたい」と動く。そこには計算も打算もない。「相手の心の如く自分も感じる」、これが恕である。

「恕」は好きな言葉の1つです。相手に心から共感し、打算や偽善心なく相手のために心から行動できる。そんな人間になりたいです。

「やってみせて、やらせてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」

何度か登場している山本五十六の言葉です。

部下にものを教えるときのプロセスを具体的に述べれば、①説明する、②実際にやらせてみる、③感想を述べる、④まずは誉める、⑤「こうしたらもっとよくなる」とイメージを理解させる、⑥間違いがあれば指摘する、ということ

まずは「自分から」精神です。

生徒に勉強しろと言うなら自分がその姿勢を見せねばなりませんね。

ちなみに私の上司は終礼時に、今日の振り返りとともに私のできていないところや気をつけるべきポイントを指摘してくれます。

その際「自分も意識しているんだけど」から始めることが多いです。全く嫌味な感じがしなく、すっとことばが入ってきます。

人間を「見る」のではなく、「観る」のである。たんに表面だけを見るのではなく五感を総動員して身体全体で観るのである。そのくらい関心がなければ、人を見抜くことはできない。

 

人を見て法を説け、というのはこのようなことを言うのだろう。どんなに大声で叫んでも、本人が耳を塞いでいるなら聞こえるわけがない。

著者の方のご意見です。教員は人を観る仕事だと思います。

生徒に心に響く言葉や、指導ができる先生は生徒を本当によく観ています。

生徒の服装や髪型、声のトーンや表情をつぶさに観て声掛けができるようになりたいです。

ちなみにこの能力に秀でている職業の1つがカウンセラーです。

カウンセラーの中には、電車に乗っていて後ろを見なくとも、年齢・性別を当てることができる方もいらっしゃるそうです。