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【読書メモ】30歳から読む論語 「自分磨き」のヒントが必ず見つかる!1/2

 

コロナウイルスへの対応で、勤務先も休校措置です。

生徒にとっては春休みが増えましたが

先生たちも「比較的」時間ができました。(例年より1週間ほど…)

人間は時間とお金はあればあるだけ使ってしまうものですから

それを意識して効率的に時間を使っていきたいです。

ちなみにこの法則はパーキンソンの法則というそうですよ。

 

次年度の授業計画や教材研究、新しい取り組み・システム構築など

例年以上に準備ができます。せっかくできた時間を活用し

より良い次年度を迎えたいです。

 

引き続き論語関連の書籍です。論語自体の言葉よりも

著者の方のお考えや引用が中心になります。

 

「人の落語を聞いて下手だなと思ったら、同じくらい。どっこいどっこいだと思ったら、相手が上。これはうまいなと感じたら、はるかに相手のほうが上だ」

 他の研修会でも聞いたことがあります。「落語」を「授業」に置き換えれば…。

研究授業や研修会等で見る授業を「下手くそ」といって歯牙にもかけない方も

いらっしゃいますが感心できないですね。

曾子曰く、能を以て不能に問い、多を以て寡に問い、有れども無きがごとく、実あれども虚のごとく、犯さるるも校せず。吾が友、かつてここに従事せり)

 

一流の人間は権威があっても、それでいて圧迫感を感じさせない。(威ありて、猛からず)

 能力があるのにない者に聞いて学ぶ。博識をひけらかさず、むしろ知識の浅い人からでも教わろうとする。人から争いを仕掛けられても取り合わない。そういった態度で生徒や周りに接したいです。常に謙虚に…。

 歳を重ねると段々と自分の中に自分なりの正義や正解が形成されていきます。もちろんそれは指導の上での軸になりえます。

 がそれに固執しすぎると融通が利かなくなり、成長が止まってしまいます。

 川の流れが止まると、淀んでいくように。

曾子曰く、吾、日に吾が身を三省す。人の為めに謀りて忠ならざるか。朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしか──学而篇

 人のために考えて努力できたか、友人に対して誠実だったか、知ったかぶりしていなかったか。日に何度も振り返りましょうと孔子のお弟子さんが言っています。

 人のことを考えずマスクを買い占めしたり、ろくに知りもしないのにデマ情報を広めたりと今を生きる人間にも強く突き刺さる言葉です。